小幡績氏

 

> 小幡績PhDの行動ファイナンス投資日記より引用リンク

(略)

> 米国に住む日本人たちも警鐘をならす。 >そんなことしていると、ニューヨークよりもひどいことになるぞ。 >ニューヨークの一流の病院ですらこうなんだ、日本で同じようになったら医療崩壊はこの次元ではない、とニューヨークの日本人の医者も警告する。 >そして、東京に住む日本人のインテリたちは、欧米のニュースを周りよりは感度高くキャッチし、警告をならす。 >米国ではこうやっている。>イギリスでは、ドイツでは、と警鐘を鳴らし、日本がいかにだめか説教する。

 

○○では’、’××では’ と現状報告を専門にする人を我々は ‘でわのかみ’ (出羽守) と呼んでいます。

 

>政府と大衆に向かって、愚かだからわからないだろうが、先進国はこうなっている。>日本だけがこんなことをしている、とインテリ風に警鐘を鳴らす。

 

人の振り見て我がふり直せ’ という昔からの処世術ですね。

 

>もう欧米コンプレックスはやめよう。

 

分かっちゃいるけどやめられない。我々は序列人間ですからね。頭の中に既成の序列表が存在します。

 

> 今回のコロナ対策で、成功しているのは、アジアの国々だ。 >間違いなく台湾は大成功で、韓国は当初は危機かと思われたが、見事に克服した。 >中国は震源地で賛否はあるが、当初の懸念よりは遥かに小さいダメージで乗り切った。 >そして、日本も確認感染者数、死亡者数においては圧倒的に少ない。 >そして、感染が広がったのが先であるから経験値高い。 >なぜ、アジアに学ばず、欧米の例を見て、インテリたちがパニックになるのか。 >むやみにロックダウンというのか。 >しかも、エビデンスベースとかなんとか、ついこの前まで言っていたのに、成功した例のないロックダウンを推奨するのか。 >だらだらするよりも一気に厳しく封鎖して解決したほうが経済にとってもいい、と自信満々に緊急事態宣言をなかなかしない、ロックダウンは絶対にしない政府を責めるのか。

 

気にすることはない。彼らに責任はありません。

 

>ロックダウンすれば一気に終息するなど、根拠がない。 >前例もない。 >エビデンスは勿論ない。 >イメージだけだ。

 

日本人は、気分・雰囲気に囚われやすいですからね。

 

>しかし、それだけ論理的にも、エビデンス的にも破綻しているのに、ほとんどのインテリたちが自信をもって、政府の方針を批判できるのか。

 

何事も議論は比較によりますね。比較は、現実たい現実と、現実たい非現実 (考え) の二種類があります。

我々日本人には非現実の内容がないので、比較はもっぱら現実たい現実の比較になります。

現実の内容は頭の外にあります。ですから、これは見ることができます。見ればわかります。現実の答えは一つで、考える必要はありません。いたって楽ちんです。

非現実 (考え) の内容は頭の中にあります。ですから、これは見ることができません。ただの話であります。その話の内容を知るには文法に従って文章を理解する必要があります。これは骨の折れる仕事になります。だから、通常日本人は理解をしたがりません。その代わりに、忖度 (推察) を使います。

理解と忖度は似て非なるモノですから十分に気を付ける必要があります。忖度は聞き手・読者の勝手な解釈であるから、話し手・筆者に何の責任もありません。ですから、前者と後者の内容の違いは議論にもなりません。忖度の主は文章内容という現実を直視していない。そのことを当人に話すと、’だって私は本当にそう思ったのだから仕方がないではないか’と猛烈に反発するので話になりません。現実無視の盲目の判断ですね。

 

>私には、欧米コンプレックスから来ているとしか思えない。>欧米と日本のやり方が違えば、日本のやり方が間違っているという前提、先入観に支配されているとしか思えない。

 

そうですね。世俗の序列順位による判断ですね。’欧米が上で、日本が下’ ということでしょう。

 

>しかも、結果は今のところ、日本のほうが相対的に圧倒的にましである。

 

そうですね。

 

>欧米の失敗から学ぶのはどんどん学べばよい。>しかし、失敗例をそのまま理想としてまねしろ、というのは狂気の沙汰としか思えない。

 

それは、本当の猿真似ですね。

 

> 狂気でないとすればコンプレックスだろう。>それ以外に解答が見つからない。 

 

序列人間の成れの果てですかな。 

 

 

 

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