萩原健太氏

 

>2020年6月22日 15時0 >朝日新聞デジタル   >世界保健機関(WHO)の記者会見に中継で登場した歌手のレディー・ガガさん=4月、国連のインターネット放送UNWebTVの映像から  >写真拡大

>■コロナQ&A(海外編) 回答:音楽評論家・萩原健太さん

>新型コロナウイルスをめぐる諸外国の動きは様々です。> 記者が日々の取材をするなかで気になったテーマを、識者に尋ねました。

> Q 新型コロナウイルスに対処する医療従事者を応援するため、歌手のレディー・ガガさんが4月に呼びかけたチャリティーコンサートで137億円の寄付が集まりました。国外で著名人による社会活動が盛んな背景は何でしょうか。 

 

外国人には自己の世界観 (非現実) がありますからね。当然、現実に対する批判精神 (critical thinking) もありますね。 

 

> A この催しにはポール・マッカートニーさんやエルトン・ジョンさんら、米英など100組以上の音楽家らが参加しました。世界で2300万人が視聴し、寄付金は世界保健機関(WHO)の新型コロナ対策基金などに贈られました。

 

外国人には、意思がある。だから、意思疎通 (相互理解) がありますね。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがない。だから、日本人には意思 (will) がない。だが、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。だから、恣意疎通 (阿吽の呼吸・つうかあの仲) がありますね。しかし、恣意では世界につながりませんね。

 

> 欧米の著名人は、社会の関心事に意思表示し、連帯や行動を呼びかけることを「自身の役割」と捉えています。 

 

そうですね。自己の意思を表せば、当事者・関係者となる。表さなければ傍観者にとどまる。日本人には意思がない。だから、常に孤高の人になる。わが国は、世界の中にあって、世界に属してはいない。

 

>特に米国では「芸能文化は20世紀をかけて作り上げた、国のかけがえのない財産だ」との考え方があり、音楽や映画、演劇など文化全般に対するリスペクトが社会に根付いています。

 

そうですね。芸能文化は自己実現の最たるものですね。

 

>著名人たちも担い手としての責任を意識し、「よりよい社会の実現のために意思表示することは、社会の影響力ある構成員の一人として背負うべき役割だ」と考えて、イベント開催や寄付を呼びかけるのです。 

 

意思のある人には責任もある。意思のあるところには、方法 (仕方) もある。Where there’s a will, there’s a way. 意思を示せば世界は動く。

 

> また、有事の際、海外の著名人が高額の寄付をする姿も見られますが、これは欧米の税制が寄付をするほど課税時に優遇措置を受けられる内容になっているという背景もあります。

 

政府による寄付に対する税制の優遇措置は大切ですね。優遇措置は、個人の意思の表現を応援することになりますからね。  

 

> 一方、日本社会には、「音楽をやっている人は音楽だけやっていればいい」という意識が根強いと感じます。

 

そうですね。日本人には世界観がありませんからね。どのような世界に自分は住みたいかを考えたことがないからでしょう。静かですね。意思表示も難しい。

 

>文化、芸術に対する敬意が薄いのでしょう。 

 

孤高の人の集まりでしょうね。芸能人に個人主義が浸透していませんね。

 

>ただ、著名人にも自由に発言する権利があります。 

 

そうですね。著名人の発言は影響力が大きいですからね。社会活動家には助けとなりますね。

 

>コロナ危機で日本の著名人の発信も目立つようになりました。 >今後、社会の意識が変わっていくといいですね。(聞き手・半田尚子)

 

本当に、そうですね。見様見真似だけでは意識を変えることも難しいでしょうね。さらに問題を掘り下げて解決策を見つけられると良いですね。

 

>    ◇  > 萩原健太(はぎわら・けんた) 音楽評論家。出版社の編集者を経てフリーとなり、テレビ、ラジオなどで活躍。国内外の音楽事情に精通する。

 

 

.