洗脳手法 3/3

 

>”大衆論”について書かれた本はたくさんあります。 >そのなかでも、オルテガの『大衆の反逆』はわりとおすすめなので、ぜひ機会があれば読んでみてください。 >オルテガの言っていることを要約すると、 「みんなと同じが最高!」 「自分の主義主張なんて何もない!」 「みんなと同調したい!」 という人達のことを大衆と呼んでいるわけです。

 

日本人は、無哲学・能天気ですからね。没個性です。

‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク)  

 

>あるいは、フランスの心理学者ル・ボンは、以下のような言葉を残しています。 > 大衆は弱い権力には常に反抗しようとするが、強い権力には卑屈に屈服する。 

 

大衆は機会主義 (日和見主義) ですからね。  

 

> 大衆は言説の論理に感動するのではなく、ある言葉が作り出す響きやイメージに感銘する。

 

そうですね。歌詠みのようなものですね。気分・雰囲気を大切にしますね。

 山本七平は「『空気』の研究」のなかで、そのことを指摘しています。

「驚いたことに、『文藝春秋』昭和五十年八月号の『戦艦大和』でも、『全般の空気よりして、当時も今日も(大和の)特攻出撃は当然と思う』という発言が出てくる。この文章を読んでみると、大和の出撃を無謀とする人びとにはすべて、それを無謀と断ずるに至る細かいデータ、すなわち明確の根拠がある。だが一方、当然とする方の主張はそういったデータ乃至根拠は全くなく、その正当性の根拠は専ら『空気』なのである。最終的決定を下し、『そうせざるを得なくしている』力をもっているのは一に『空気』であって、それ以外にない。これは非常に興味深い事実である。」と書いていています。  

 

> 気づいた方もいるかもしれませんが、これは先ほど言及した、 極度に単純化され、全てがキャッチコピー化された文字情報を与え固定する! という特徴にバッチリと当てはまっています。 > 彼に言わせれば、大衆とはキャッチコピーみたいな分かりやすい言葉にしか反応しませんよ、と。

 

先の大戦では、忠君愛国・滅私奉公・七生報国などがありましたね。意地・根性・大和魂が鍛えられて、筋金入りの人間が出来上がりました。 

 

>しかも、弱い勢力にはすぐに反抗しようとするけれど、強い勢力には卑屈に屈服する、という風に解釈しています。

 

力は正義’ (Might is right.) ですからね。’彼を知り己を知れば百戦危うからず’ ですね。

 

>つまり、脆弱な知性しか持たない大衆というのは、どんな情報に触れたところで、それが『教育的価値』を持つことはほぼないと言えるのです。 > 大衆でいる限り洗脳の域を出ることはない 

 

そうですね。各人に哲学は必要である。Everyone needs a philosophy. さすれば、批判精神 (critical thinking) を持つことができる。

 

>前回の記事でも書きましたが、仮に同じ『A』という情報に触れたとしても、ある人にとってはそれが教育になり、ある人にとってはそれが洗脳になります。>そして、大衆というのは出来合いの真実だけを受け入れ、それを吟味することをしようとはしません。 >なので、大衆から抜け出せた人はあらゆる情報に教育的な価値を持たせることができるし、反対に大衆でいる限りはどんな情報を得てもやはり洗脳の域から出ることは難しいと言わざるを得ません。 

 

そうですね。大衆には、英米流の高等教育が必要ですね。さすれば、理性判断が得られます。  

 

> 結局のところ、大衆は自ら可能性を閉ざしているに過ぎないのです。

 

そうですね。大衆は、思考停止の状態ですからね。

 

>では、一体どうしたら洗脳から教育への道は拓かれるのか?  

 

我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、時制の重要性を深く理解する必要がありますね。つまり、理性ある言語の獲得が必要ですね。

時制を獲得すれば、非現実 (考え) の内容を文章にすることができます。全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。時制の獲得は自己の考えの始まりですね。

時制を獲得すれば、意思の内容を表現することができます。意思のある人には責任のある人である。自己の意思を表す人は、当事者・関係者になる。意思を表さない人は、傍観者にとどまります。ですから、未来社会の建設には個人の意思が必要ですね。

 

>それは、単純に我々が大衆を脱する以外に道はないと思っています。

 

そうですね。‘良く学び、良く遊べ’ ですね。自己判断が大切ですね。

 

>つまり、この枠組みを飛び出すことができれば、あらゆる情報が教育的な価値を持ち、可能性を拓くものとして受け止められるようになるのです。 

 

そうですね。有意義な人生を送るように心がけましょう。

 

 

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