大学にいく必要 2/3

 

>モラトリアムにしては、大学は長すぎるし、高すぎる。 > 自分なりの意見を書けば、ほとんどの人にとって大学は不要であるにもかかわらず、そのほとんどの人が大学に行くことで、個人にとっても社会にとっても不利益ばかりが生まれている。

 

日本人は、無哲学・能天気である。だから、わが国の社会においては得られる哲学は無用の長物になる運命にある。 

周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。 ( グレゴリー・クラーク)   

 

> 結局のところ、「何か特別なことを本気で学びたい」と考える人間だけが大学に行くような社会にすべきなのだと思う。 

 

各人に哲学は必要である。そうでなければ、民主主義は衆愚政治になる。烏合の衆ばかりの国家は見栄えがしない。    

 

>そんなこと、自分が今更いうまでもなく、大学というのは本来そういう場所だったはずだ。> みんながみんな大学に行く必要なんてない。>大学の数をできるかぎり減らし、教授の数を減らし、密度をあげていく必要がある。 

 

わが国は、無哲学で能天気な人間を減らしてゆく必要がありますね。政治家でありながら自分の政治哲学のない人も不適格ですね。 

宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ています。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話であります。

宮「憲法三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り) 

 

(略)

> 「高卒採用」と「学生社員」の取り組み >兎にも角にも、大企業による「四大卒 一括新卒採用」が悪の根元ではないかと考えている。  

 

そうでしょうね。没個性の人間は、没個性的に取り扱われているということでしょうね。  

 

>いい四大を出ないと、いい会社にはいれない、だから別に勉強したいわけではないけれど、社会の仕組み上、大学にいかねばならない。 >そこで多くはダラダラと過ごすことになるだろう。 >それはとてももったいないことだと思う。

 

そうですね。日本人は、序列メンタリティ (考え方) の虜になっていますね。学生衆の進学熱が上昇しても、それでわが国の学問が発展するわけでもない。  

日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。’上と見るか・下と見るか’ の世俗的な判断は非常に重要であって、この上下判断の疎かな人は、日本語の日常会話にも差し支えるほどである。

礼儀正しい日本人になる為には、世俗的な序列順位を心得ている必要がある。日本人の尊敬は、序列社会の序列順位の表現に過ぎない。個人的・精神的な意味がない。だから、形式的な日本人の尊敬には浅薄さが付きまとう。  

 

> 弊社(株式会社エードットおよびカラス)は、「高卒採用」に挑戦したいと考えている。 >設立から6年。 >年々堅調に伸び、70人ほどの会社になった。 >上場を視野にいれている。 >幸いなことに、グループの代表である伊達が高卒なのだ。 >とても説得力がある。 

 

そうでしょうね。会社は実社会にある実業ですからね。

 

>しかし高卒採用のためには、ハローワークを通さなくてはならないなどのいくつかのハードルがあるので、検討中の段階に止まっている。 >その実現は簡単なことではないと痛感する。 >社会があまりに「大卒思想」に偏りすぎている。 

 

そうですね。日本人の序列メンタリィティはそう簡単には抜けそうにありませんね。’序列メンタリティ’ と ‘無哲学・能天気’ は、セットになって日本人の社会で機能しているようですね。

 

>そこでもうひとつの取り組みとして「学生社員」をスタートしている。 >大学という環境に満足できず、働きたいと願う学生を正社員として雇用する仕組みだ。 >インターンでもアルバイトでもなく、正社員として雇用していることに意味があると考えている。 

 

そうですね。暇な時間を持てあましている学生は、正社員にすると良いですね。それで学業の成果が上がるようになればなおのこと良いですね。  

 

 

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