覇者の国

 

>359815 習近平は「世界を敵に回す覚悟」を決めた。賽は転がり戦争が始まる >末廣大地          20/09/01 PM11

(略)

> 「米国の敵」を束ねて世界覇権を狙う

> これは、中国が英米の干渉を恐れる必要がないほど、力をつけたという自信の表れだとも取れる。> 中国の途上国68カ国への融資状況で、18年末の残高は1,017億ドルと、4年間で約2倍に急増し、世銀の1,037億ドルに迫った。この間、世銀は4割増、IMFは1割増だった。> 中国の金利は融資期間が比較的短いにもかかわらず平均3.5%と、IMFの0.6%や世銀の1%を大きく上回る。> 途上国は融資の条件として財政規律などを迫られるのを嫌う傾向が強い。>金利が高くても中国を頼るのは、こうした制約がIMFなどに比べて少ないためとみられている。

 

中国は融資大国になりましたね。  

 

> 「香港の情勢を批判するのは中国への内政干渉にあたる」。

>中国が統制強化のために施行した「香港国家安全維持法」を巡り、6月末の国連人権理事会で53カ国が中国を支持した。>中国批判の声明に加わったのは日本を含む27カ国にとどまり、ほとんどは先進国だった。  

 

残念ながら先進国は少数派ですね。  

 

>ロシアは長引く米国の経済制裁から中国へ歩み寄り、トルコは米国の中東政策の失敗からロシアに、ひいては中国に歩み寄った。 >ロシアと中国は軍事同盟を結んで合同演習を繰り返し、ロシアの5G網は中国が請け負うことになった。 >トルコは米国の反対を押し切って、ロシア製の兵器を購入した。 > 中東ではイランに続き、サウジアラビアイラクも中国に近付いている。>サウジはジャーナリスト、カショギ氏暗殺を米国から責められたためと、米国がいつまでたってもイスラエル優先を捨てないからだ。>イスラエルには核兵器があるが、アラブ諸国にはどこもない。>サウジの核開発には中国が協力している。>一方、イラクフセイン政権が潰されただけで、事実上の無政府状態に置かれている。

>アラブのプライドが傷つけられたのだ。> 端的に言えば、米国にいじめられてきた国々が、最近になっていじめられるようになった中国と組んでいるのだ。

> 経済的に疲弊しているこれらの国々にとって、中国の資金力と購買力は大きな魅力だ。>技術力も高い。>中国とすれば、ロシアの核とサウジの石油があれば、米国と戦える。>途上国の票があれば国連など国際機関でも戦える。

 

米国の経済制裁は中国に近づく国を増やしていますね。  

 

>あるいは、香港を含め国内で高まってきていた抵抗運動をこのままでは制御できなくなるとの危機感の表れだとも受け取れる。  

 

中国からの独立を果たした国はまだありませんね。  

 

>いずれにせよ、英米政府だけでなく、グローバルな中国民族を敵に回してでも守りたいもの(体制)があったということなのだろう。 

 

そうですね。中国は中原の鹿を逐う(おう) 伝統的な覇者の国であります。覇権を求めて周辺諸国に進出するのが常でありました。覇者の物語は中国人の愛読書でもあります。私も一冊 ‘三国志を彼らから贈り物としていただきました。

中国人 (漢人) は漢字を発明しました。漢字は彼らの考えの内容を表しています。彼らは自分たちの内容を表すために文字を作ったが、外国人の考えを表すために漢字を作ることはしなかった。だから漢字で書かれた書物をいくら読んでも、新しい考えを得ることはできないでしょう。ですから、彼らに発想の転換 (paradigm shift) を期待することは無理であることが推察されます。彼らには出力があって入力がない。だから、主張が一方的になります。中華思想 (自己中心主義) は是正されることはないでしょう。

それに比べたら、日本人には考え (哲学) がない。外国から考えをただ受け入れるばかりで、自分からの主張がない。一方的な取り込みとなり、それで頭の中が雑多になり混乱が生じます。

私は絶対に日本人を信用しない。昨日までの攘夷論者が今日は開港論者となり、昨日までの超国家主義者が今日は民主主義者となる。これを信用できるわけがない’ (あるアメリカの国務長官)

日本人は外国人の頭の中を忖度 (推察) し、中国から習い覚えた漢字を当てて日本製の漢語を作って輸入文化に対応しました。それをさらに中国人が習って外来文化の取り込みを果たしています。日本人はそれを見て誇らしげにしています。しかし、それがどれほど効果的かはまだはっきりとしていません。かつて中国人を通して日本人がインド哲学を学んだときのようなことがあっては台無しです。しかし、言語の壁はそう容易は乗り越えられませんね。我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、’時制’ (tense) の有用さを理解する必要がありますね。さすれば、我々は意思の表現と世界観を表現する自由を得て考えの幅を広げることができるはずです。我々の未来は明るいといえましょう。  

 

 

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