伊勢雅臣氏 3/5

 

(2/5より)

>大東亜戦争」にはアジアの独立指導者を集めた「大東亜会議」[b]のように、欧米の植民地主義からのアジア解放という意味が込められているが、太平洋戦争ではアメリカからの視点に過ぎない。 

 

全ては勝てば官軍ですからね。我々日本人も戦時中にアジア解放の歌は歌わなかった。  

 

> 12月9日からは『真相はこうだ』というラジオ番組がNHKから放送された。 >これも軍国主義者の犯罪をドキュメンタリータッチで暴くという内容だった。 >脚本はやはり民間情報教育局が書いたが、それは伏せられた。 > 当初は20週以上放送する予定だったが、抗議の投書が殺到して、10週で打ち切りとなった。 >当時の国民は、戦争には敗れたとは言え、米国製の史観をそのまま受け入れるほど、うぶではなかった。 

 

そうでしょうね。日本人は印欧語圏の外にいましたからね。  

 

> 映画も日本国民を洗脳する手段として活用された。 >民間情報教育局が助言や奨励をして、日本の映画会社に作らせた長編映画が、9本ある。 > それらの中には、『犯罪者は誰か』(大映)、『民衆の敵』(東宝)など、軍国主義者が侵略戦争を導いたことを匂わせていた。 >娯楽の少なかった時代でもあり、合計3千万人以上の国民がこれらの映画を見ている。 > こうして、新聞、ラジオ、映画などのマスメディアをフル活用して、「日本は軍国主義者によって誤った侵略戦争を戦った」という史観が植えつけられていった。 >そして、空襲も原爆も、その罪の当然の報いである、という理屈で、米国側の戦争犯罪は棚上げにされたのである。  

 

確かに ‘力は正義’ ですね。しかし、メンタリティが違う場合には ‘心ここにあらざれば視れども見えず’ になってしまいます。アメリカ人にはよく見えるものが、日本人にはまったく見えない。 相互理解には、アメリカ人と日本人の知恵が必要ですね。’東は東、西は西’ では成果が上がりませんね。   

 

>■4.ルース・ベネディクト「日本は最も異質な敵であった」

> そもそも一国の国民全体に、戦争に立ち上がった事に対する罪の意識を植えつけようという計画そのものが、およそ日本人には思いもつかない発想である。 

 

そうですね。日本人は罪の意識の外に存在しますからね。  

 

>米国はどこから、そんな発想を得たのか。

 

それは米国人の常識からですね。彼らは罪の為にいつもびくびくしている。そうでなければ、免罪符も必要でない。裁判には有罪判決があり、贖罪の為の宗教 (キリスト教) までもある。彼らは心の苦しみから解放されたいのであります。   

 

> その過程は、米国ワシントンのワシントン・ナショナル・レコード・センターに保管されている占領期の文書を研究した高橋史朗明星大学教授によって明らかにされた。>氏は段ボール917箱分、240万から250万頁を調べた。 >年間にコピーできる枚数が限られていたので、段ボール10箱分を筆写したという。 

 

高橋史朗教授は本当にご苦労様でしたね。    

 

> その研究成果が、氏の著書『日本が二度と立ち上がれないようにアメリカが占領期に行ったこと』[2]で発表されている。 

 

付和雷同する国民に再度立ち上がられては、アメリカの迷惑はこの上ないものになりますからね。   

 

> 氏の研究によれば、戦時中に対日プロパガンダを検討した戦時情報局(OWI)の活動があり、それが戦後の民間情報教育局に受け継がれて、「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」となった、という。 > この戦時情報局で主任アナリストとして日本人の国民性の研究を担当したのが、文化人類学ルース・ベネディクトであり、その研究結果をまとめたのが1946年に発表された『菊と刀』であった。 >菊と刀』の第一章「研究課題-日本」の冒頭には、次のような一節がある。

>__________

> 日本は最も異質な敵であった。 >日本軍と日本本土に向けた宣伝(プロパガンダ)において、私たちはどのようなことを言えば、アメリカ人の生命を救い、最後の一人まで徹底抗戦するという日本人の決意をくじくことができるだろうか。[2,p61]  

 

確かに自己の意思を持たずに序列メンタリティばかりの敵はアメリカ人にとって最も異質でしょうね。   

 

> ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

> 日本という「最も異質な敵」の「決意をくじくこと」が、ベネディクトの研究目的であった。>この対日心理戦の研究を、戦後の日本占領で日本人の「再教育」に応用すべきという方針が出され、それを踏まえて、民間情報教育局が設置されたのである。

 

隔靴掻痒の感がありますね。

 

>画像 >ルース・ベネディクト

>■5.「恥の文化」が生んだ軍国主義

>菊と刀』とは、いかにも意味深長なタイトルである。>このタイトルについて、高橋史郎氏はこう述べる。 

 

 

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