山本一郎氏 2/2

 

>  なぜ幹事長を最大派閥や多数派が仕切らないのか、と言われると、誰にも説明がつきません。  

 

江戸幕府のようにやれば、戦のない世が続くからでしょう。  

 

>せいぜい言えば、安倍さんが二階さんでどうぞと言ったから。

>何故? 

 

彼にリーズン (理性・理由・適当) は無いでしょうね。  

 

>いや、安倍さんに訊いてよ。  

 

きっとリーズナブルな答えは得られないでしょうね。   

 

>その安倍さんはなぜ菅さんで良いといったのか? 

 

それは、安倍さんと菅さんの間には恣意疎通があるからでしょう。  

 

>副総裁の麻生さんじゃないのか? >副大統領みたいなものなんだろ、しかも元大統領の。

 

それは肩書だけですね。政治家には人気と信頼が必要ですね。  

 

>いや、麻生さんは人気がないから… じゃあなぜ人気のない麻生さんを副総理にしていたの?  

 

それは多数派工作によるものでしょう。政治には安定が必要ですからね。  

 

>  いやまあ、なにひとつ合理的な説明を海外にはできないんじゃないかと思うぐらい、日本人的な組織の阿吽の呼吸みたいなものですべてが決まっています。

 

なあなあ主義ですね。‘なあなあ主義’ とは、真の意味での検討や意見の交換などをせず、お互いに「なあ、いいだろう」ぐらいの話し合いで全てを済ませること。

 

>名状しがたい何か。 

 

日本人には意思がなくて恣意があります。意思のあるところに方法 (仕方) があります。仕方が無いから日本人は無為無策でいる。 

' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)   

 

>岸田文雄さんだと多数派工作が可能だったんじゃないか」とか言われれば「いや、私は岸田さん本人ではありませんので…」みたいな。 

 

為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり’ 上杉鷹山 (うえすぎ ようざん)

 

>  日本は議会が強いのか? 

>いえ、議会は弱いです、官邸が強いです。

>なぜ官邸が強いのか、それは霞が関の人事権を握っているから。

>霞ヶ関? 行政機関のことだよね。

>そうですね。

>じゃあそれを握ることがなぜ官邸の強さに繋がるの。>法律決めてないのになぜ官邸は独自で政策を打ち出して予算をつけることができるの。  

 

 宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ています。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話であります。わが国政治事情がうかがえます。

宮「憲法三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り)

 

>  なんかこう、説明しづらいところだらけなのが我が国の政治のむつかしさであり、よくできているところなのかなあ、と。

 

理屈のない説明は難しいですね。相手は理屈をたどって理解しようとしていますからね。  

 

>まあ、ちょっとそう思いました。 

 

わが国の政治の後進性によるものでしょうね。

  

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