学校
>main | これからの共同体社会はどのように創られていくのか-15 » >2020年09月17日
>学校は『百害あって一利なし』>明治以降の学校教育の歴史を総括すれば、そのように断言できるのではないかと思います。>このように言うと、「えっ、百害ってどんな害?」「一利か二利くらいはあるのでは?」「友達もできるし」と反論の声が聞こえてきそうですね。
>何故学校は『百害あって一利なし』と断言できるか。>大きく3点の事実があります。>にほんブログ村 歴史ブログへ
わが国の学校の運用方法に問題があるということではないでしょうか。
>1つ目は、学校で教える教科の中身が漢字と加減乗除を除き、全く役に立たないから。
(略)
>現に中卒(16歳)の子どもが大卒年齢(22歳)になるまでの6年間、仕事を通じて学んだ姿と、学校に通い社会人になる大卒新人を比べたら、とてつもない能力の開きが出ています。>それは知識や技術だけではありません。>人間関係力や言語能力、危機察知力、創造力など仕事に必要な多様な力が身についています。>また、時代遅れの使えない知識を植え付けられることで、実際に社会に出て全く通用しないばかりか、固定観念が邪魔をして現実が直視できず、その後の成長の妨げになることも多い。
学校は思考を停止している人間に徳目の暗記を強制します。すると受け売り専門の人が育成されます。
イザヤ・ベンダサンは、自著<ユダヤ人と日本人>の中で、我が国の評論家に関して下の段落のように述べています。
評論家といわれる人びとが、日本ほど多い国は、まずあるまい。本職評論家はもとより、大学教授から落語家まで (失礼! 落語家から大学教授までかも知れない) 、いわゆる評論的活動をしている人びとの総数を考えれば、まさに「浜の真砂」である。もちろん英米にも評論家はいる。しかし英語圏という、実に広大で多種多様の文化を包含するさまざまな読者層を対象としていることを考えるとき、日本語圏のみを対象として、これだけ多くの人が、一本のペンで二本の箸を動かすどころか、高級車まで動かしていることは、やはり非常に特異な現象であって、日本を考える場合、見逃しえない一面である。 (引用終り)
理解は難しいので、忖度 (推察) を発達させて理解の代わりにしています。
理解と忖度は似て非なるものであるから注意が必要である。忖度 (推察) は聞き手の勝手な解釈であるから、話し手には何の責任もない。たとえ両者の間に齟齬が存在しても議論にもならない。現実直視になっていないことを忖度の主に指摘しても、'だって、私は本当にそう思ったのだから仕方がないではないか' と懸命に反発するので取りつく島がない。かくして、日本人の対話は成立しない。
(略)
>2つ目は、学校により遊びが奪われることです。
(略)
>幼児期のごっこ遊びも典型ですよね。
>子ども達は遊びを通じて、大人になったときに必要な能力を獲得しているのです。
そうですね。’ごっこ遊び’ は人畜共通の学習方法ですね。大切な遊びですね。
>この子ども達の成長に欠かせない遊びを学校が奪っているということです。>子ども達の内発的な遊び欠乏に蓋をし勉強を強いることで、成長の機会を奪うばかりでなく、内発的な意欲活力をも奪っていきます。
そうですね。気を付けないといけない点ですね。
(略)
>そして3つ目が、言語能力、追求力の衰弱、意欲・活力の衰弱です。
(略)
>明治に学制を布いて以降、学校教育約150年を総括すれば、今の意欲・活力ドン底、追求力・言語能力ドン底の現実を見れば、失敗であったと大きく総括すべきであろうと考えます。
日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。
意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がないから仕方なく無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。生きる力 (vitality) が不足している。困った時には他力本願・神頼み。
' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)
何事をするにも受け身になっていますから主体性に欠けていますね。
我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、思考における時制の大切さを理解する必要がありますね。時制を使った考え方をすれば、我々は自己の意思を明らかにすることも可能になるし、自分自身の世界観を持つことも出来ます。さすれば相手の理解も得られ、未来社会の建設に協力することも可能になります。かくして、我々日本人は、人類の進歩に一層の貢献が可能になるでしょう。
(略)
>posted by KIDA-G at : 2020年09月17日 | コメント (0件) | トラックバック (0)
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