超低学歴 5/8 

 

>冨山 そうですね。 >合格歴ですよね。 >濁点が違っています。 >「高学歴」じゃなくて「合格歴主義」(笑)。    

>小野 社会学者の小熊英二さんは『日本社会のしくみ』という本の中で、学歴について非常に興味深い指摘をしています。 >いわく、日本的経営は「学歴抑制効果」が働いている、と。 >本来なら高学歴といえば、博士号や修士号を取得していることです。 >日本の場合、特に文系だと修士号や博士号を取得していると、逆に出世できなくなるケースすらある。  

 

周囲のやっかみですかね。   

 

>ムラ社会だと修士号や博士号を持っていると「異端」に位置づけられて、「本流」から外されてしまうわけです。

 

序列社会は縦社会ですからね。縦割りの弊害が出ていますね。  

 

>欧米の場合、経営者を目指す人には必要な学位を求めますよね。>修士号とか博士号です。>そこで培われた知識やスキルが、仕事に必要だと考えられているからです。>東大卒や京大卒という学校歴、合格歴が求められることはありません。>一方で、日本の終身雇用、年功序列だと、まずはムラ社会のメンバーに入ることが重要。 

 

いわゆる序列社会の序列人間になることが重要ですね。   

 

>経営陣を目指す人も、みな現場のオペレーショナルな業務から入って、少しずつステップアップしていくしか道がない。

 

それは序列社会の掟のようなものですね。  

 

>日本企業で出世する人たち、じつは「超低学歴」ばかりになっていた…! >世界に「逆行」するおかしな人事が横行

 

日本の常識は世界の非常識ですね。

 

>「徹夜で麻雀できる人」が出世する社会 

 

まずは、なれ合いの練習ですね。

 

>小野 実際に某メガバンクで、土日に頑張って論文を書いて博士号を取得して、そのことを人事部に報告した直後から昇進が止まったという話を聞いたことがあります(笑)。 

 

周囲の人達のやっかみですか。苦労話ですね。これではとてもわが国は教育立国にはなれませんね。 

‘国内トップの東京大学は昨年と同じ36位。続く京都大学は54位と、昨年(65位)より順位を上げた。日本から200位以内に入ったのはこの2校だった。日本は全体ではランクイン数が多いが上位には食い込めていない’。(高校生新聞)   https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/6768  

 

>冨山 結局、自分の頭で考える人はめんどくさい、と思われているんですよ。  

 

そうですね。わが国には人手不足の話はあっても、頭脳不足の話はありませんね。   

 

>部下として使いにくい、と。 

 

自分の頭で考える人を説得するには対話・議論が必要になりますからね。   

 

>変化の時代に対応するために思考力を評価して、エリートを選抜しようとすると、それに見合った学力を付けなければいけない。>これが、年功序列の仕組みと矛盾するわけです。 

 

そうですね。二本立ての仕組みは成り立ちませんね。喧嘩になります。   

 

>これまでの日本型経営のモデルでは、みんな一緒に横一線で競争する建前になっています。  

 

そうですね。どんぐりの背比べですね。’出る杭は打たれる’ ということです。      

 

>こうした組織に、高学歴の人が活躍できる舞台をつくるのは難しい。>少なくとも正社員は、組織内の階級的格差なしで競争して、ちょっとした差でだんだん選抜をしていくのが、基本です。>これが、組織全体のモチベーション維持にもうまく作用していた。  

 

昔からの日本人のモチベーションは ‘義理’ (序列関係から生じる義務) を果たすことでした。これは日本人にとってやりがいのある仕事です。その貢献度は序列人間たちにとって周知の事実になるからです。  

 

>だから、だいたいアメリカの大学院で学んだことなんて、すべて捨てろ、忘れろ、経営陣から言われるわけです。

 

そうですね。今浦島の悲哀ですね。   

 

>それで徹夜で麻雀に付き合えと。 >そうしないと本当に出世できなかったわけです(笑)。   

 

そうですね。序列昇進の夢は果たせませんね。二つの世界に住むことは難しいことですね。たたき上げが必要です。      

 

 

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