中国の夢 

 

>361949 偉大なる中華帝国の復興?2028年までに「台湾統一」に出る習近平  >伊達政宗 ( 会社員 ) 20/11/22 AM02 【印刷用へ】 >リンク

>習近平率いる中国共産党はなぜ侵略を繰り返すのか? > 和田です。

>2012年に、習近平が中国国家主席の座についた時、「偉大なる中華帝国の復興」という発言をしました。 >これは過去には「偉大なる中華帝国」があったし、それをこの現代で取り戻さねばならないというもの。

> 習近平が言っているこの「中華帝国」とは、今現在の中華人民共和国とは全く関係のない王朝ですが、過去にも自分たちの帝国があったのだからそれは取り返さないといけないという、弱肉強食の中国大陸に生きる人間の強いメンタルを感じます。

>かつてモンゴル系や満州族らの民族が支配し拡大した過去の「中華帝国」の業績を自分たち漢族の成功体験にすり替えている。>自分のものでなくとも、自分の成功体験として図々しくも持ち続けている点を侮ってはいけない。

 

そうですね。

中国は中原の鹿を追う伝統的な覇者の国である。覇者の物語は、中国人の愛読書となっている。覇者は周辺諸国に覇権を打ち立てようとして傍若無人のふるまいをし、多大な迷惑をかけている。漢民族は、自分たちの考えを示すために漢字を作った。しかし、彼らは外国人の考えを示すための漢字は作らなかった。だから、外国人に対して自己の内容を発信はできるが、外国人からの内容を受信することは難しい。漢文の書物をいくら読んでも外国人の考えは出てこない。だから、中華思想を堅持し自己中心的にならざるを得ない。周辺諸国を中国化することに専心してやまない。中国人が外国人の影響を受けて発想の転換 (paradigm shift) をすることは期待薄である。     

 

> 中国国防大学教授で上級大佐の劉明福はインタビューでこう答えている。

>劉は習近平の政治スローガン「中国の夢」の理論的支柱で、長年教壇に立って軍高官らを指導してきた人物です

>戦略は3つあります。

>1つ目が「興国の夢」。>建国100周年の2049年までに経済や科学技術などの総合国力で米国を超え、中華民族の偉大な復興を成し遂げる。

>2つ目が「強軍の夢」。>世界最強の米軍を上回る一流の軍隊をつくる。

>そして最後が、「統一の夢」。>国家統一の完成です。

>中でも台湾問題の解決が、「中国の夢」の重要な戦略目標となります。>まずは平和的な統一を試みるが、それを拒むならば軍事行動も辞さない。> 習は、2018年3月に「2期10年」だった国家主席の任期を撤廃している。>ただ、現在67歳という習の年齢を考えると、3期目が終わる2028年には引退する可能性が高い。>それまでには台湾統一を実現するということになる。

> 同時に、彼ら中国人には強烈な劣等感からくる、復讐思想があることも忘れてはいけない。 > 「百年屈辱」「恥辱の一世紀」、「勿忘国恥」(国恥を忘れることなかれ)なども標語になっている。

> 清時代に欧米列強に好き勝手に侵略され、アヘン戦争で香港を割譲してしまったことなどは大きなルサンチマンとして持ち合わせている。

> 人は自分が落とした財布なら取り戻して当たり前だと思うだろう。>さらにスリに盗まれてそれに気づくとキレて取り返すに違いない。> 習近平のスローガン「中国の夢」とは落としていた財布は中国の財布ではないのに、それは不当に盗まれたものだと主張し、キレて取り返すべしという話なのです。>これが今の中国の性質・体質ということです。

 

中国は多民族国家である。 懸念されるのは、’中国の夢’ で天賦人権性が無視されていることである。これは近代の人権観念の端的な否定であり、見過ごすことはできませんね。立憲主義、人権、民主主義といった近代憲法の諸概念は欧米由来のものであり、これらを後に受け入れた日本を含む国々では反発を呼ぶこともある。しかしこうした諸原理自体は、多様な個人の共生を可能にする基礎であり、普遍的なものとして受け入れなければならない。

 

>この論理で見ると、チベットウイグル・香港などは、もちろん、自分のものなのだ!という果てしない強欲さも納得ではないでしょうか? 

 

そうでしょうね。  

中華 (ちゅうか) [外国との交渉が少なかった時代に] 自国を、世界の中心にある、一番優れた国とみなしたこと。[狭義では、漢民族のそれを指し、またその呼称としても用いられる]    

東夷 (とうい) [東方の野蛮人の意] 昔、中国から見た東方諸国の称。[広義では朝鮮・沖縄を含み、狭義では日本を指した]     

南蛮 (なんばん) [南方の野蛮人の意] 昔、中国で、インドシナなど南海地方の諸民族の称。 

西戎 (せいじゅう) [西方の野蛮人の意] 昔、中国で、チベット族やトルコ族など西方の異民族の称。

北てき (ほくてき) [北方の野蛮人の意] 昔、中国で、匈奴 (きょうど)・韃靼 (だったん) などの遊牧民族の称。

 

 

 

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