川上真奈美氏

 

>110515 「自分」から出発すると、社会はすっきりしない  >川上真奈美 ( 25 会社員 ) 06/04/28 AM09 【印刷用へ】 

>今まで何かを決断する時、「自分」を起点に判断を下してきた。 

 

自己中心主義ですかね。

 

> 周りの期待なんかはひとまず捨象して、「自分」が楽しいかどうか、「自分」が納得できるかどうか、「自分」にとってメリットがあるかどうか・・・そういうことが主な判断軸になっていた。

 

子供の頃は皆がそうでしたね。  

 

>しかし、そうやって決めてきた道は、すべて自分の価値観念に判断を委ねてきた結果なので、周囲の共認を得られない。 

 

お互いに競争ですからね。

 

> 自分は納得していても、周りからは批判されたり、自分は妥協したつもりでも、周りからは賛同してもらえたり・・・  

 

人の考えは様々ですからね。世の中は本当に難しいですね。

 

> でも、そのようにして与えられる評価は、相手の価値観念に委ねられているので、すっきりしない。

 

そうですね。誰の価値観であるのかが問題ですね。

 

>その結果、生き方は人それぞれという結論になってしまう。

 

そうですね。考えの内容は人様々ですからね。

 

>みんなが収束できる判断軸がなく(あることに気づかず)、混沌としている。

 

各人に世界観が必要ですね。そしたら、世界観比べができますね。

全ての考えは文章になる。文章にならないものは考えではない。矛盾を含まない文章は、すべて正しい考えを示している。考えは人様々である。だから、正解は一つではない。幾らでもある。 

 

>お金がなければ生きていけないけど、人よりお金をたくさん稼いでいい暮らしをするということは、最早やりがいにはつながらない。>私権社会が崩壊したことを実感できる。 

 

金は目的にはならないが手段として使える。各人に目的となる考え (非現実) が必要である。各人に哲学が必要です。Everyone needs a philosophy.

 

>でも、私権時代における「お金」ほどに誰もが収束できるような、普遍的なやりがいを提示するのは難しい。

 

そうですね。現実の世界は万事金次第ですね。非現実 (考え) の世界は各人各様ですね。

 

>だからと言って、みんなが共認できるやりがい(=活力源)がはっきりしないままだと、何もかもが「人それぞれ」=個人課題になってしまう。

 

だから、各人に哲学が必要です。そして、その内容の比較が必要ですね。議論・対話を盛んにしましょう。

 

>人生が個人課題の連続になってしまったら、判断軸は「自分」になってしまい、何をしてもすっきりしないという悪循環に陥る。

 

そうですね。各人に哲学が必要です。政治家には政治哲学が必要ですね。我々は、無哲学・能天気ではいられませんね。

 

>この悪循環が問題だと気づいた人から、新たな収束先を模索し、提示していかなければ、このまま混沌とした個人主義の時代が続くことになる。

 

日本人には利己主義 (処世術) と個人主義 (哲学)の区別が難しい。

日本人には現実があって非現実 (考え) がない。

日本語は ‘いま・ここ’ に根差した言語で、非現実の内容を許さない。

見ることのできる内容 (現実) は本当の事である。見ることのできない内容 (非現実・考え) は嘘である。誰しも嘘つきにはなりたくない。だから、日本人の思考停止は続いている。

非現実の内容を文章に盛り込む為には、文法に時制 (tense) というものが必要である。非現実の世界はそれぞれに独立した非現実の三世界 (過去・現在・未来) として表される。各世界は、時制の一致 (the sequence of tenses) により完全に仕切られている。これらの内容は世界観 (world view) と呼ばれている。

世界観は、人生の始まりにおいては誰しも白紙の状態である。だが、人生経験を経るにしたがって各人がそれぞれに各世界の内容を積み上げることになる。あるべき姿 (things as they should be) の内容は過去未来の中にある。

自己の世界観に従って現実の内容を批判すれば、その人は批判精神 (critical thinking) の持ち主になる。あるマスコミを有力紙に仕上げることが可能になる。

日本語の文法には時制がなく、日本人には世界観がない。それで、日本人には批判精神というものが存在しない。そして、わが国には有力紙が存在しない。マスコミはただ現実の内容を垂れ流すだけである。だから、しまりのない世相を反映している。

我々は、日本語による考えの枠組みを今一度再考する必要がある。さすれば、根本的な改革に着手する方策にたどり着くことができる。

 

 

 

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