マーティン・ファクラー氏 2/2

 

>  日本のメディアの報道ぶりは最悪だと思います。事件を受けての政府の対応を追及もしなければ、批判もしない。安倍首相の子どもにでもなったつもりでしょうか。保守系新聞の読売新聞は以前から期待などしていませんでしたが、リベラルの先頭に立ってきた朝日新聞は何をやっているのでしょう。もはや読む価値が感じられません。

 

日本人は政治音痴であるから、わが国民には深刻な政治問題は存在しませんね。国民は安倍首相の赤子ですね。赤子には先頭も末尾もないでしょう。政治音痴は次元が違いすぎていますね。

 

>  私がいま手にするのは、日刊ゲンダイ週刊金曜日週刊現代といった週刊誌です。いまや週刊誌の方が、大手紙より読み応えがあるのです。>  安倍政権になり、世論が右傾化したという人もいますが、私はそうは思いません。世論はさほど変わっていないでしょう。変わったのは、メディアです。

 

メディアは昔から上意下達ですね。’世の中は、、、’ の発想法の鏡の役割を果たしています。決して頭の内側を示すものではありません。

 

>■批判こそ役割

>  米国のメディアもかつて失敗を犯しました。米国は2001年、同時多発テロという国家を揺るがす危機に直面しました。約3千人が亡くなり、政府は対テロ戦争に乗り出した。03年には「イラク大量破壊兵器を隠し持っている」という情報を根拠にイラク戦争を始めた。

 

あの失敗は残念でしたね。

 

>  米国の主要メディアはブッシュ政権の決断を後押ししました。後にそれが大きな誤りだったと気が付くのですが、国家的危機を前に国民だけでなく、権力の監視を託されているはずのメディアも冷静さを失ってしまったのです。 >  イラク大量破壊兵器などありませんでした。誤った戦争だったのです。翼賛体制に協力したメディアは戦争に加担したのです。 >  この大きな反省から、メディアは権力監視の役割を果たすことの重要性、権力と距離を保つことの必要性を学びました。二度と間違いを犯さぬよう、日々、現場で実践しようと努力しています。

 

失敗には反省がつきものですね。良く学ぶ機会が得られますね。’過ちは繰り返しませぬから’ とばかり言って終わりにすることはできませんね。

 

>  「国家の危機」はメディアを機能不全に陥らせる怖さを潜んでいます。今回の邦人人質事件でも「国家の危機に政府を批判するとは何事か」「テロを容認するのか」という声が一部で上がりました。筋違いな話です。 >  今回、日本メディアはあまりにも簡単に批判をやめてしまった。しかし、2人死亡という事態で沈黙してしまったら、国内で数千人が犠牲になるようなテロが起きた際、一体どうするのでしょうか。

 

そうですね。よど号ハイジャック事件の時は本当に困りましたね。

 

>  国家の危機にこそ、メディアは権力が暴走しないよう目を光らせなければならない。冷静さを保ち、建設的な議論を展開しなければならない。

 

そうですね。日本人には意思がなくて、恣意 (私意・我儘・身勝手) がある。意思決定 (理性判断) が無くて、恣意決定 (盲目の判断) がある。説明責任 (accountability) が果たせない。先の敗戦でも責任者は出なかった。兎角この世は無責任。

 

>  日本のメディアには一刻も早く目を覚まし、本来のメディアとしての役割を果たしてほしいと思います。さもなければ、メディアとして語る資格はもはやないでしょう。

 

‘ペンは剣よりも強し’ ですね。The pen is mightier than the sword.  残念ながら、わが国には執筆者にも読者にも ’考える人’ がいませんね。

日本には、‘周りの影響を受けずに、真に独立した考えができる知識人がいない。’ ( グレゴリー・クラーク) 

'どのような状況にも普遍的に通用する真理や法則、基本概念や倫理がありうるという考え方が、日本にはほとんど存在しない。' (カレル・ヴァン・ウォルフレン) 

自己の世界観 (world view) が無く、批判精神 (critical thinking) がないのだから、わが国のメディアは上位者の恣意を垂れ流すしか役割がない。従って、わが国にはニューヨーク・タイムズのような有力紙は存在しない。

世界観は非現実の内容である。現実と世界観 (非現実) を比較して現実を批判すれば批判精神を表したことになる。しかるに日本語には非現実の内容を搭載する構文がない。だから非現実の内容は文章にならす、日本人には批判精神がない。日本人の比較は現実対現実の批判ばかりである。そして、どんぐりの背比べの結果に終わるのが常である。だから、日本人の発言は感心されることがない。我々日本人は日本語と英語の両言語を良く学び、文章における時制の重要性を理解する必要がありますね。英文法の力を借りれば、日本語を話す時でも閉塞感に苛まれることはないでしょう。外国人にも日本人の考えを理解させて協力が得られます。

 

> 【神奈川新聞】

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