石原信雄氏 1/2 

 

>春秋  >自治事務次官を経て7代の内閣で官房副長官を務めた石原信雄さんの話を聞く機会があった… >2018/12/28 10:31 >西日本新聞 > Facebook >Twitter >はてなブックマーク

> 自治事務次官を経て7代の内閣で官房副長官を務めた石原信雄さんの話を聞く機会があった。 >「官僚の中の官僚」は、最近の政治と官僚の関係について「飛躍的に首相官邸の力が強くなった」と言う  

 

政治家が政治力を飛躍的に強く発揮するようになったのですね。   

 

>▼かつては「省益あって国益なし」といわれるほど官僚が幅を利かせていた。  

 

それは、縦社会 (序列社会・上下社会) の弊害によるものですね。   

 

>省庁は権限争いに明け暮れ、政治家は役人の“操り人形”とも。

 

宮本政於の著書〈お役所の掟〉には、官僚絶対主義のことが出ている。以下は、著者(宮)と厚生省幹部(幹)との会話である。

宮「憲法三権分立がうたわれているのは、権力が集中すると幣害がおきるから、との認識に基づいているのでしょう。今の日本のように、官僚組織にこれだけ権力が集中すると幣害もでてきますよね」、幹「ただ、日本はこれまで現状の組織でうまく機能してきたのだ。それによく考えてみろ。いまの政治家たちに法律を作ることをまかせられると思うのか。そんなことをしたら日本がつぶれる」、「日本の立法組織にそれほど造詣(ぞうけい)が深くないのですが、私も認めざるをえません」、「そうだろう。『やくざ』とたいしてかわらないのもいるぞ」、「私もテレビ中継を見て、これが日本を代表する国会議員か、と驚いたことがなん度かあります。とくに、アメリカとか英国とは違い、知性という部分から評価しようとすると、程遠い人たちが多いですね。でも中には優秀な人がいるんですがね」、「政治は数だから。いくら優秀なのがひとりふたりいてもしようがない。ある程度の政治家たちしかいないとなれば、役人が日本をしょって立つ以外ないのだ」(引用終り)     

 

>政官業の癒着も目に余った。>国のかじ取りを「政治主導」に改めようと、省庁の幹部人事を官邸が決める内閣人事局ができた  

 

政治家が、自己の政治哲学を持つことが必要ですね。無哲学・能天気では哲学は難しいですね。   

非現実 (考え) の内容は、英語の時制のある文章により表される。非現実の内容はそれぞれに独立した三世界 (過去・現在・未来) の内容として表される。その内容は世界観と言われている。世界観は、人生の始まりにおいては白紙の状態である。人生経験を積むにしたがって、各人がその内容を埋めて行く。世界は過去から現在・未来へと移動する。自己の 'あるべき姿' (things as they should be) もこの中にある。

自己のその内容 (非現実) を基準にとって現実の内容を批判すれば、批判精神 (critical thinking) の持ち主になる。批判精神のない人の文章は、現実の内容の垂れ流しになる。子供のようなものである。

日本語の文法には時制がない。だから、日本人には世界観がない。そして、日本人には批判精神がない。マスコミも現実の内容をただ垂れ流す。だから、個性がない。個人主義が理解できない。本人にも相手にも何を考えているのかわからない。それで、相手からも信頼されない。広く国際的な協力者が得られないので社会に貢献する度合いが限られる。

 

>▼結果は。官僚の不祥事が後を絶たない昨今である。 >本紙社説が今年取り上げた主なものだけでも、もり・かけ問題、イラク日報隠し、文科省局長の「裏口入学」事件、文科事務次官が飲食接待で辞任、財務事務次官がセクハラ発言で辞任 >▼まだある。裁量労働制を巡り厚労省が、外国人実習生で法務省がずさん調査。 >多くの行政機関で障害者雇用水増し。>金融庁総務相に関する情報公開請求の内容を総務省に伝えた件も  

 

官僚の不祥事は沢山ありますね。

日本人には意思 (will) がない。意思は英語の未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制 (tense) というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。Where there's a will, there's a way. 日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。生きる力 (vitality) が不足している。困った時には '他力本願・神頼み' になる。

' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)  

 

 

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