ねずさん 2/2

 

>そして現実に戦争が起こり、負ければ何が起きるかといえば、女性や子供たちなど、もっとも暴力に弱い者たちにそのシワ寄せ、つまり悲惨が及びます。 >小町園の悲劇は、その現実を私たちに語りかけてくれます。  

 

敗戦の悲惨さは、日本人が海外に出てよく知っているはずですね。それにも関わらず、わが国は自ら進んでドンパチをやりました。     

 

>戦争によるドンパチも悲惨を招きます。 >しかし戦争は、負けた後にもっと大きな悲惨を招きます。 

 

そうですね。悲惨は覚悟の上での戦争ですね。   

 

>いつも思うのです。 >世界の常識は、「力こそ正義」です。

 

そうですね。勝てば官軍ですね。Might is right. わが国においては薩長勢力が勝利して明治政府が樹立されました。    

 

>しかし本当は、「力は正義のためにこそ用いる」のが正しい。  

 

先の戦争においてわが国は力により自己の正義を通そうとしたのではないでしょうか。   

 

>正義というのは秩序のことです。>その秩序を、いたずらに力に頼ることなく、どこまでも民衆の幸せを求めて築いてきたのが、日本の歴史です。  

 

そうですね。 日本語には階称 (言葉遣い) というものがある。階称を使い分けるには世俗的な ‘上と見るか・下と見るか’ の判断が必要である。ものの上下は個人により様々である。

‘上と見るか・下と見るか’ の判断には、勝負の成績が用いられる。弁慶と牛若丸の上下関係のようなものである。近頃の日本人では、偏差値などが都合の良い資料・構造となっている。

日本人は義理 (序列関係から生じる個人的な義務) を果たすために力を出す。日本人にとって、義理を果たすことは実に ‘やりがい’ のある事である。周囲の者の言葉から、序列順位向上の効果が実際に聞こえてくる。

日本人の礼儀作法は、序列感に基づいて定められている。だから、序列なきところに礼儀なしである。  

 

>そしてその日本を護ろうとして多くの血が流れ、敗戦に至りました。  

 

わが国は、力に頼ることなく民衆の幸せを築くことを止めたからですね。   

 

>いまの日本は、力が正義の国になりつつあります。 >そしてそのことは、民衆の幸せではなく、一部の大金持ち、一握りの政治権力者たちだけの政治的経済的優位を形成します。

 

それは資本主義によるひずみでしょうね。   

 

>現に、末端の社員と社長の給料格差は、ほんの半世紀前までは10倍、限度が20倍とされていたものが、いまではなんと10万倍が相場なのだそうです。 >国の人口の1%の人が、GDPの50%を独占する。 

 

兎角、資本主義国は金持ち本位の政治になりますね。   

 

>果たしてそれが民主主義といえるものなのでしょうか。

 

共産主義にすれば富は均等になるでしょうね。それにはそれで、また別の問題がありますね。      

 

>世の中の大建直しが始まったといわれるようになって、何年もたちます。 >はじめは懐疑的だった人たちも、コロナショック以降は、誰もがそのことを実感するようになりました。 

 

その構想など何処にもないですね。とかく、この世は無責任。     

 

>過去の歴史に学び、私たちはこれからの未来を担う責任を自覚する。  

 

日本人には世界観がありませんね。ですから、過去・現在・未来の世界を分けて考えることができません。ですから、次の世界に移行する考えが存在しない。   

日本人には意思がない。意思は未来時制の文章内容であるが、日本語の文法には時制というものがないので、日本人には意思がない。

意思のあるところに方法 (仕方) がある。日本人には意思がない。仕方がないので無為無策でいる。優柔不断・意志薄弱に見える。生きる力が不足している。困った時には他力本願・神頼みをすることになっている。

' やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かず' 山本五十六 (やまもと いそろく)  

日本人には意思がない。そして、意思の無い人には責任がない。ちょうど死刑執行人のようなものである。人は死んでも彼らは殺人罪に問われない。彼らには殺意という意思がないからである。

意思の無い世界には、西洋流の責任も無い。イザヤ・ベンダサン=山本七平訳の<日本教について>の中で、日本語の責任について以下のように述べられています。

‘、、、、、「責任」という日本語には、「応答の義務を負う=責任(レスポンシビリティ)」という意味は全くないのみならず、「私の責任だ」といえば逆に「応答の義務がなくなる」のです。、、、、’ (引用終り)

‘兎角、この世は無責任’ という事か。

 

>それこそが大切な、日本人らしい、未来をひらく力です。  

 

未来の内容は我々の想定外になっているのではないでしょうか。来年のことを言えば鬼が笑う。   

我々日本人は、日本語と英語の両言語を良く学び、考えの幅をさらに広げることが必要ではないでしょうか。さすれば、信頼がさらに増すでしょう。  

 

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